子育て中のご家庭にとって、持ち家と賃貸のどちらを選ぶかは、家計と暮らしを数十年単位で左右する大きな決断です。
「今のうちにマイホームを建てるべきか、賃貸のまま身軽に暮らすべきか」と悩む方は少なくありません。
持ち家は資産が残る一方で、住宅ローンや修繕費といった長期の負担を伴います。
賃貸は初期費用を抑えて住み替えやすい反面、家賃を払い続けた総額が大きくなりやすく、老後の住まい探しにも課題があります。
この記事では、持ち家と賃貸の比較を、メリット・デメリット、50年間の生涯コストの独自試算、老後の家計データの3つの視点で整理します。
大阪と茨城・群馬で注文住宅を手がけるThe Terrace Home(テラスホーム)が、2026年の金利や税制の動きも踏まえて解説します。
この記事でわかること
- 持ち家と賃貸、どちらが向くかの判断基準がわかる
- 両者のメリット・デメリットを表で比較できる
- 50年間の生涯コストの差を試算で理解できる
- 老後の家計から見た住居費の考え方がわかる
- 2026年の住宅ローン控除・金利の要点がわかる
持ち家と賃貸はどちらが得?比較の結論と3つの判断基準

結論からいうと、持ち家と賃貸のどちらが得かは「同じ地域に住む年数」と「無理なく返せる借入額」で決まります。
目安として、10年以上同じ地域に住む見込みがあり、返済負担を抑えて借りられるなら、持ち家が有利になりやすいといえます。
反対に、転勤の可能性が高い、収入の見通しが立たないといった場合は、賃貸で身軽さを保つほうが合理的です。
総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」によると、全国の持ち家住宅率は60.9%で、約6割の世帯が持ち家に住んでいます。
判断の際は、次の4点を確認しましょう。
- 同じ地域に10年以上住む見込みがあるか
- 転勤や転職で住む場所が変わる可能性は低いか
- 年間返済額を年収の20〜25%程度に抑えられるか
- 頭金・諸費用と将来の修繕費を用意できるか
収入の安定性と返済負担率で判断する
住宅ローンは30年以上の長期返済が前提となるため、収入の安定性は最も重要な判断軸です。
住宅金融支援機構の【フラット35】ご利用条件では、すべての借入れの年間返済額が年収に占める割合(総返済負担率)を、年収400万円未満は30%以下、400万円以上は35%以下と定めています。
ただし、これは借りられる上限であり、無理なく返せる水準とは別物です。
子育て世帯は教育費の負担も重なるため、年間返済額を年収の20〜25%程度に抑えると、家計に余裕を残しやすくなります。
| 雇用形態 | 住宅ローン審査の傾向 | 考え方 |
| 正社員・公務員 | 勤続年数が重視され、審査で有利になりやすい | 長期の固定金利でも返済計画を立てやすい |
| 個人事業主 | 直近数年分の所得で判断され、収入の変動が影響しやすい | 所得を安定させてから申し込むのが基本 |
| 契約社員・派遣社員 | 雇用の継続性が確認される | 収入合算や【フラット35】も検討する |
転勤・家族構成の変化で判断する
転勤の可能性がある職種の方は、購入のタイミングに注意が必要です。
購入後に転勤が決まると、家を賃貸に出すか売却するかの判断を迫られ、住まなくなった期間は住宅ローン控除を受けられないこともあります。
家族構成の変化も住まい選びに影響します。
子どもの誕生や進学で必要な部屋数は増え、独立後は減ります。
賃貸はその都度住み替えられますが、持ち家は間取りを変えにくいため、将来の家族構成を見込んだ間取りにしておくことが大切です。
たとえば子ども部屋を将来2部屋に仕切れるようにしておけば、成長に合わせて使い方を変えられます。
資産として残すかどうかで判断する
住宅ローンを完済した家は、土地と建物が資産として手元に残ります。
一方、賃貸の家賃は住むための対価であり、払い続けても資産にはなりません。
ただし、建物の価値は年数とともに下がり、資産価値の多くは立地と土地に左右されます。
持ち家を資産として考えるなら、駅からの距離や災害リスクなど、将来も需要が見込める立地を選ぶことが前提になります。
持ち家と賃貸のメリット・デメリットを比較表で整理

まずは持ち家と賃貸の違いを一覧で確認しましょう。
| 比較項目 | 持ち家 | 賃貸 |
| 初期費用 | 頭金・諸費用で数百万円 | 敷金・礼金など家賃の数か月分 |
| 毎月の住居費 | ローン返済+固定資産税・修繕費の積立 | 家賃(+更新料) |
| 資産性 | 土地・建物が残る | 残らない |
| 住み替え | 売却や賃貸が必要で手間がかかる | 解約や契約更新で比較的容易 |
| 間取り・設備 | 自由に設計・リフォームできる | 原則として変更できない |
| 修繕 | 自分で計画・負担する | 貸主が対応(入居者の過失を除く) |
| 老後の住居費 | 完済後は維持費が中心 | 家賃が続く |
| 税制優遇 | 住宅ローン控除などが使える | なし |
持ち家のメリット:資産・住宅ローン控除・間取りの自由度
- 資産として残る:完済後は売却・賃貸・相続など活用の選択肢がある
- 住宅ローン控除を受けられる:年末のローン残高の0.7%が所得税などから控除される
- 間取りを自由に決められる:注文住宅なら家族の暮らし方に合わせて設計できる
住宅ローン控除は、令和8年度税制改正で2030年12月31日までの入居分まで5年間延長されました(国土交通省「住宅税制」)。
新築住宅は省エネ性能が高いほど借入限度額が大きくなるため、性能と税制優遇をセットで検討するのがポイントです。
間取りの自由度も持ち家ならではの魅力です。
子どもの成長に合わせて部屋を仕切り直す、将来に備えて1階に寝室をつくるなど、暮らしの変化に合わせて住まいを育てられます。
持ち家のデメリット:初期費用と維持費の負担
持ち家は、購入時にまとまった資金が必要です。
物件価格のほか、登記費用やローンの手数料、火災保険料などの諸費用がかかります。
購入後も、固定資産税・都市計画税が毎年課税され、外壁や屋根、給湯器などの修繕費も自分で負担します。
さらに、住み替えたくなっても売却に時間がかかる、売却額がローン残高を下回るといったリスクもあります。
| 費用 | 支払うタイミング | 目安 |
| 頭金 | 購入時 | 物件価格の0〜20%程度 |
| 諸費用 | 購入時 | 物件価格の5〜10%程度 |
| 固定資産税・都市計画税 | 毎年 | 評価額や地域によって異なる |
| 火災保険・地震保険 | 契約時・更新時 | 構造・地域・補償内容によって異なる |
| 修繕費 | 10〜30年ごと | 30年間で数百万円規模 |
賃貸のメリット:住み替えやすさと初期費用の安さ
賃貸の最大のメリットは、ライフイベントに合わせて住み替えやすいことです。
転勤や子どもの進学、独立などに応じて、広さや立地を柔軟に選び直せます。
初期費用も持ち家より少なく、まとまった貯蓄がなくても住まいを確保できます。
設備の故障や建物の修繕は原則として貸主が対応するため、突発的な大きな出費が起きにくい点も安心材料です。
入居時にかかる主な初期費用は次のとおりです。
- 敷金:家賃1〜2か月分
- 礼金:家賃0〜2か月分
- 仲介手数料:家賃0.5〜1か月分程度(+消費税)
- 前家賃・火災保険料・家賃保証会社の保証料
賃貸のデメリット:資産にならず家賃が老後も続く
賃貸は、何十年家賃を払っても資産として残りません。
更新料の有無や金額は地域や契約によって異なり、2年ごとに家賃1か月分程度がかかる契約もあります。
退去時には原状回復費用を請求されることもありますが、国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、通常の使用による損耗や経年変化の修繕費は家賃に含まれると整理されています。
入居時と退去時に部屋の状態を写真で残しておくと、トラブルを防ぎやすくなります。
もう一つの大きな課題が、老後の住まいです。
高齢になると入居審査が厳しくなる傾向があり、年金生活に入ってからも家賃を払い続ける必要があります。
持ち家が向いている人・賃貸が向いている人
| 持ち家が向いている人 | 賃貸が向いている人 |
| 同じ地域に長く住む予定がある | 数年おきに転勤する可能性がある |
| 収入が安定し、勤続年数も長い | 収入の見通しがまだ立たない |
| 子育てに合わせた間取りを実現したい | 子どもの進学先などで住む地域が決まっていない |
| 老後の住居費を抑えたい | 住み替えそのものを楽しみたい |
子育て世帯の場合、子どもの小学校入学までに住む地域を決めておくと、転校の負担を避けやすくなります。
【独自試算】持ち家と賃貸の生涯コストを50年間で比較

ここからは、30歳から80歳までの50年間で、持ち家と賃貸の住居費がどれだけ違うかを試算します。
「持ち家と賃貸で○○万円の差」という数字はよく見かけますが、結果は金利や家賃などの前提条件で大きく変わります。
そこで本記事では、前提条件をすべて明示したうえで比較します。
試算の前提条件
| 項目 | 持ち家 | 賃貸 |
| 住まい | 土地付き注文住宅(物件価格4,000万円) | 3LDK(30〜59歳)→2LDK(60〜79歳) |
| 初期費用 | 諸費用280万円(物件価格の7%) | 引っ越し3回×各30万円(初期費用込み) |
| 住宅ローン | 4,000万円・35年・元利均等返済(金利1.0%/2.0%) | なし |
| 毎月の住居費 | ローン返済額 | 家賃11万円→8万円 |
| 税金・保険 | 固定資産税等 年12万円(新築後3年間は年8万円)、火災・地震保険 年4万円 | なし |
| 修繕・更新 | 修繕費 月1.3万円を積立 | 更新料 2年ごとに家賃1か月分 |
修繕費の月1.3万円は、外壁・屋根・給湯器・水回りの補修費を30年間で積み上げた目安(約465万円)を月額に直したものです。
家賃・金利・税額はいずれも仮定の数値で、実際の金額は地域や物件によって異なります。
持ち家の50年間の費用内訳
| 費用項目 | 金利1.0% | 金利2.0% |
| 住宅ローン返済総額(35年) | 約4,742万円(月約11.3万円) | 約5,565万円(月約13.3万円) |
| 諸費用 | 280万円 | 280万円 |
| 固定資産税・都市計画税 | 約588万円 | 約588万円 |
| 火災保険・地震保険 | 200万円 | 200万円 |
| 修繕費 | 780万円 | 780万円 |
| 合計 | 約6,590万円 | 約7,413万円 |
賃貸の50年間の費用内訳
| 費用項目 | 金額 |
| 家賃(11万円×30年+8万円×20年) | 5,880万円 |
| 更新料(2年ごと・25回) | 245万円 |
| 引っ越し費用(3回) | 90万円 |
| 合計 | 約6,215万円 |
試算結果:支払総額より「80歳時点で何が残るか」が重要
| 比較 | 50年間の支払総額 | 80歳時点で残るもの | 80歳以降の住居費(月額) |
| 持ち家(金利1.0%) | 約6,590万円 | 土地・建物 | 維持費 約2.6万円 |
| 持ち家(金利2.0%) | 約7,413万円 | 土地・建物 | 維持費 約2.6万円 |
| 賃貸 | 約6,215万円 | なし | 家賃8万円+更新料 |
この条件では、50年間の支払総額は賃貸のほうが約375万〜1,200万円少ない結果になりました。
しかし持ち家には、80歳の時点で土地と建物が残ります。
仮に土地の価値が1,500万円残るとすれば、どちらの金利でも実質的な負担は持ち家のほうが小さくなります。
さらに差が出るのが80歳以降です。
90歳まで住み続けると、賃貸は家賃と更新料で約1,000万円が上乗せされるのに対し、持ち家の維持費は約320万円にとどまります。
つまり、長く住むほど持ち家が有利になり、金利が高く住む期間が短いほど賃貸が有利になるというのが、この試算から見える構図です。
試算結果が逆転する3つの条件
- 住む期間が短い:10年以内に売却すると、諸費用や売却時の手数料の負担が重く、賃貸より割高になりやすい
- 金利が大きく上がる:変動金利で借りた場合、金利上昇で返済総額が膨らむ
- 家賃が上がる:物価上昇で家賃が上がれば、賃貸の総額は試算より増える
金利・家賃・住む年数は家庭ごとに違うため、自分の条件に置き換えて試算することが大切です。
持ち家の維持費をもっと詳しく知りたい方は、光熱費や税金、修繕費の目安をまとめた次の記事も参考にしてください。
| 関連記事 住宅のランニングコスト一覧|抑える方法とメンテナンス費の節約ポイント |
維持費の全体像をつかんだら、次は老後の暮らしから両者を比べてみましょう。
老後を見据えるなら持ち家と賃貸どちらが安心?

データで見る高齢夫婦世帯の家計と住居費
総務省統計局「家計調査報告(家計収支編)2025年平均結果の概要」によると、65歳以上の夫婦のみの無職世帯の実収入は月254,395円で、そのうち年金などの社会保障給付が228,614円でした。
一方、消費支出と税・社会保険料を合わせた支出は実収入を上回り、毎月約4.2万円の不足が生じています。
| 項目(65歳以上の夫婦のみの無職世帯) | 月平均 |
| 実収入 | 254,395円 |
| うち社会保障給付 | 228,614円 |
| 消費支出 | 263,979円 |
| うち住居 | 17,739円 |
| 不足額(実収入-支出) | 42,434円 |
住居費が月2万円未満に収まっているのは、同じ調査で世帯主が65歳以上の無職世帯(二人以上の世帯)の持家率が95.5%と高く、家賃を払っていない世帯が大半を占めるためです。
仮に家賃8万円の賃貸に住み続けると、不足額は月約10.5万円に膨らむ計算になり、老後資金の取り崩しが一気に進みます。
持ち家:完済後も続く修繕費への備え
持ち家は、住宅ローンを完済すれば住居費を大きく抑えられます。
ただし、固定資産税や保険料、修繕費は完済後もかかり続けます。
住宅金融支援機構「入居後の住まいの保守管理」では、木造一戸建ての部位ごとに点検と補修の目安を公開しています。
| 部位 | 点検の目安 | 補修・取替えの目安 |
| 外壁(窯業系サイディング) | 3〜4年ごと | 15〜20年程度で全面補修を検討 |
| 屋根(化粧スレート葺き) | 4〜6年ごと | 15〜30年程度で葺替えを検討 |
| 給湯器 | 定期的に | 10年程度で取替えを検討 |
| 浴室(ユニットバス) | 1年ごと | 10〜15年程度で取替えを検討 |
30代で家を建てると、2回目の外壁補修や設備交換の時期が60代前後に重なります。
ローンの返済中から修繕費を別口座で積み立てておけば、完済後も慌てずに対応できます。
賃貸:高齢期の入居審査と住宅セーフティネット制度
賃貸では、年齢を重ねるほど新しい部屋を借りにくくなる傾向があります。
貸主が孤独死や家賃滞納を心配し、保証人や緊急連絡先を求めるケースが多いためです。
こうした課題に対応するため、2025年10月に改正住宅セーフティネット法が施行され、居住支援法人などが見守りを行う「居住サポート住宅」の認定制度が始まりました(国土交通省「住宅セーフティネット法が改正されます」)。
高齢者などが利用しやすい家賃債務保証業者を国土交通大臣が認定する制度も設けられています。
制度は整いつつありますが、選べる物件や地域は限られるため、賃貸で老後を迎えるなら、家賃を払い続けられる資金計画が欠かせません。
- 年金の見込額を確認し、家賃が収入の何割になるか計算しておく
- UR賃貸住宅など、保証人が不要な公的賃貸住宅も選択肢に入れる
- 住む地域の自治体の居住支援窓口や家賃補助制度を調べておく
持ち家を選ぶなら知っておきたい資金計画のポイント

住宅ローンの金利タイプと2026年の金利動向
| 金利タイプ | 特徴 | 向いている人 |
| 全期間固定金利型 | 完済まで金利と返済額が変わらない | 金利上昇に備え、返済額を確定させたい人 |
| 固定期間選択型 | 一定期間だけ金利を固定し、終了後に見直す | 教育費がかかる時期だけ返済額を固定したい人 |
| 変動金利型 | 当初の金利は低いが、市場金利に応じて見直される | 繰上返済などで金利上昇に対応できる人 |
2026年は住宅ローン金利の上昇が続いています。
全期間固定金利の【フラット35】は、2026年6月に返済期間21年以上の最も多い金利が3%台に乗り、その後も3%台で推移しています。
最新の金利は【フラット35】の金利情報で確認できます。
先ほどの試算のとおり、4,000万円を35年で借りる場合、金利が1%違うだけで返済総額は約800万円変わります。
金利タイプは、返済額の上昇にどこまで耐えられるかを基準に選びましょう。
頭金・諸費用の目安と準備の仕方
頭金は物件価格の1〜2割が一つの目安ですが、頭金なしのフルローンで購入する方もいます。
頭金を多く入れるほど借入額と利息は減りますが、手元の貯蓄が少なくなりすぎると、急な出費に対応できません。
子育て世帯は、生活費の半年分程度を手元に残したうえで、頭金の額を決めると安心です。
また、注文住宅は建物本体の工事費のほか、地盤改良や外構などの付帯工事費、登記やローン手続きの諸費用がかかります。
見積もりを比べるときは、付帯工事費と諸費用まで含めた総額で比較することが大切です。
2026年の住宅ローン控除と固定資産税の軽減
| 制度 | 2026年時点の主な内容 |
| 住宅ローン控除 | 2030年12月31日までの入居が対象。控除率は年末残高の0.7%。新築は省エネ性能に応じて借入限度額が変わる |
| 子育て世帯等の上乗せ | 19歳未満の子がいる世帯、または夫婦のいずれかが40歳未満の世帯は借入限度額を上乗せ |
| 対象外となる新築住宅 | 2028年以降に建築確認を受ける省エネ基準適合住宅(登記簿上の建築日付が2028年6月30日までのものを除く)、2028年以降に入居する災害レッドゾーンの新築住宅 |
| 固定資産税の新築減額 | 建物分の税額を3年間(認定長期優良住宅は5年間)2分の1に減額 |
住宅ローン控除は、借入限度額や控除期間が住宅の省エネ性能と入居年によって細かく変わります。
詳しい要件は国土交通省の住宅税制のページで確認し、設計の段階から住宅会社に相談しておきましょう。
土地探しから入居までの期間の目安
| 工程 | 期間の目安 |
| 土地探し | 1〜6か月 |
| 土地の契約・地盤調査 | 約1か月 |
| 設計・プランの打ち合わせ | 2〜3か月 |
| 着工から完成 | 4〜6か月 |
| 引き渡し・入居 | 2週間〜1か月 |
土地探しから入居までは、全体で半年から1年程度を見込んでおくと安心です。
子どもの入学など入居したい時期が決まっている場合は、そこから逆算して動き始めましょう。
購入に踏み切るタイミングで迷っている方は、年齢・年収・ライフイベント別に整理した次の記事が参考になります。
| 関連記事 家を買うタイミングはいつがベスト?年齢・年収・ライフイベント別に解説 |
最後に、持ち家と賃貸の比較でよく寄せられる質問にお答えします。
持ち家と賃貸の比較に関するよくある質問

Q. 持ち家と賃貸、結局どちらが金銭的に得ですか?
A. 一概にはいえませんが、同じ地域に長く住むほど持ち家が有利になります。
本記事の試算では、50年間の支払総額は賃貸がやや少ない一方、持ち家は80歳時点で土地と建物が残り、80歳以降の住居費も大きく抑えられました。
10年以内に住み替える可能性が高い場合は、賃貸のほうが有利になりやすいでしょう。
Q. 「持ち家と賃貸で○○万円の差」という試算は信用できますか?
A. 数字そのものより、前提条件を確認することが大切です。
金利が1%違うだけで35年間の返済総額は約800万円変わり、家賃や住む年数でも結果は大きく動きます。
試算を見るときは、金利・家賃・期間・修繕費が含まれているかを必ず確認しましょう。
Q. 家を買うのに遅すぎる年齢はありますか?
A. 何歳からでも購入はできますが、年齢が上がるほど借入期間が短くなる点に注意が必要です。
【フラット35】の場合、申込時の年齢は満70歳未満で、借入期間の上限は「80歳-申込時の年齢」と35年のいずれか短い年数です。
| 申込時の年齢 | 借入期間の上限 | 完済時の年齢 |
| 30歳 | 35年 | 65歳 |
| 40歳 | 35年 | 75歳 |
| 45歳 | 35年 | 80歳 |
| 50歳 | 30年 | 80歳 |
| 55歳 | 25年 | 80歳 |
借入期間が短くなるほど、同じ借入額でも月々の返済額は増えます。
40代以降に購入する場合は、定年時のローン残高を確認し、退職金や貯蓄で返せる計画にしておきましょう。
Q. 持ち家はローン完済後も費用がかかりますか?
A. かかります。
固定資産税・都市計画税は毎年課税され、火災保険・地震保険の更新、外壁や屋根の補修、給湯器などの設備交換も必要です。
本記事の試算では、完済後の維持費として月2〜3万円程度を見込みました。
完済前から修繕費を積み立てておくことが、老後の安心につながります。
Q. 老後もずっと賃貸だと生活に困りますか?
A. 備えがあれば困るとは限りませんが、家賃を払い続けるための資金計画が欠かせません。
持ち家が大半を占める高齢夫婦の無職世帯でも毎月約4.2万円の不足が生じており、家賃がかかればその分だけ不足額は大きくなります。
年金の見込額と家賃のバランスを早めに試算し、居住サポート住宅や公的賃貸住宅などの選択肢も確認しておきましょう。
まとめ|持ち家と賃貸は「住む年数」と「老後の住居費」で比較しよう

- 10年以上同じ地域に住むなら持ち家が有利になりやすい
- 賃貸は住み替えやすく初期費用も少ないが、家賃は老後も続く
- 50年間の支払総額は条件次第で逆転し、長く住むほど持ち家が有利
- 金利が1%違うと35年間の返済総額は約800万円変わる
- 2026年は住宅ローン控除が延長された一方、金利は上昇傾向にある
持ち家か賃貸かを決める最後の決め手は、「わが家の条件で試算した数字」です。
ところが、土地代や建築費、金利、教育費、老後資金までを組み合わせて、自分たちだけで試算するのは簡単ではありません。
テラスホームでは、住宅ローンや税制に詳しい専属のファイナンシャルプランナーが、子育て世帯一人ひとりの収入や家族計画に合わせた資金計画をご提案しています。
付帯工事費まで含めた総額で資金計画を立てるため、「契約後に費用が膨らんだ」という不安を抑えて家づくりを進められます。
「賃貸と比べて本当に買えるのか」「毎月いくらまでなら無理がないか」といった段階のご相談も歓迎しています。
まずは、テラスホームの資金計画の考え方をご覧ください。
| 無理のない資金計画で、賃貸から持ち家へ 専属のファイナンシャルプランナーが、ご家族に合った資金計画をご提案します。 |