この記事でわかること
- 犬と暮らす間取りを考える前の基本がわかる
- 玄関・リビングなど場所別の間取りアイデアがわかる
- 犬の大きさ・頭数・年齢別の考え方がわかる
- 階段・床材など設計で決めるべき点がわかる
- 3階建てで犬と暮らす間取りの実例がわかる
犬と暮らす家の間取りは、愛犬の居場所と動線を設計段階から考えておくことで、人にも犬にも暮らしやすくなります。
床材や階段、臭い、温度の管理は、建ててから変えにくい部分です。
この記事では、犬と暮らす間取りのアイデアを、玄関・リビングなどの場所別と、犬の大きさ・頭数・年齢別に解説します。
階段寸法の目安や床材の比較、住宅が密集した地域で選ばれやすい3階建ての実例まで、設計段階で決めておきたいことをまとめました。
犬と暮らす間取りを考える前に押さえたい3つの基本

犬と暮らす間取りの基本は、家族の気配が届く場所に犬の居場所をつくること、犬の生活をなるべく1つの階で完結させること、愛犬の体格や年齢に合わせて優先順位を決めることの3つです。
犬の居場所は家族の気配が届く場所につくる
犬の居場所は、家族が長く過ごすリビングの近くにつくるのが基本です。
家族の姿や声を感じられる場所なら、犬が落ち着いて過ごしやすく、飼い主も様子を見守りやすくなります。
犬の居場所には、直射日光やエアコンの風が直接当たる場所、人の出入りが激しい通路を避けましょう。
犬の生活はなるべく1つの階で完結させる
2階建て・3階建ての家では、階段の上り下りの回数を減らすことが愛犬の足腰の負担を減らします。
ベッド、トイレ、水飲み場、食事場所など犬の生活に必要なものは、家族が長く過ごす階にまとめましょう。
トイレは1階、ベッドは2階のように分散させると、犬が1日に何度も階段を往復することになります。
間取りを考える際は、「犬が1日に何回階段を使うか」を家族で数えてみるのがおすすめです。
愛犬の体格・年齢・頭数で優先順位が変わる
同じ犬と暮らす家でも、小型犬か大型犬か、子犬かシニア犬か、1頭か複数頭かで、間取りで優先すべき点は変わります。
体格・年齢・頭数別の考え方は、このあとの章で詳しく解説します。
犬と暮らす家の間取りアイデア|場所別のポイント

犬と暮らす家の間取りアイデアは、玄関・リビング・窓・動線・庭・収納の6か所で考えると整理しやすくなります。
場所ごとの主なアイデアは次のとおりです。
| 場所 | 間取りのアイデア | 得られる効果 |
| 玄関 | 足洗い場付きの土間、リードや散歩用品の収納 | 散歩後の汚れを室内に持ち込みにくい |
| リビング | 一角に愛犬スペース(ケージ・ベッド・トイレ)を集約 | 家族の目が届き、犬も落ち着きやすい |
| 窓 | 犬の目線の高さに外を眺められる窓 | 留守番中や日中の気分転換になる |
| 動線 | 回遊動線、階段下などのデッドスペースの活用 | 犬が動き回れ、隠れ家のような居場所もつくれる |
| 庭・バルコニー | 囲いのある庭、ウッドデッキ、立水栓 | 外遊びとお手入れを家のそばで済ませられる |
| 収納 | フード・トイレ用品・ケア用品をまとめる収納 | 生活感を抑え、補充や掃除がしやすい |
玄関:足洗い場付きの土間と散歩用品の収納
玄関には、散歩後に足を洗ったり体を拭いたりできる広めの土間と足洗い場を設けると、泥や抜け毛を室内に持ち込みにくくなります。
リードや散歩バッグ、タオルを掛けておける収納を玄関に用意すれば、散歩の準備と片付けがその場で済みます。
玄関の広さや収納の考え方は、玄関の間取りのポイントとアイデアも参考になります。
リビング:家族のそばに愛犬スペースをつくる
リビングの一角に、ケージやベッド、トイレ、食事場所をまとめた愛犬スペースをつくると、家族の目が届く場所で犬が落ち着いて過ごせます。
壁際や階段下など、人の通り道から少し外れた場所を選ぶと、犬も安心しやすくなります。
キッチンは、人の食べ物や調理中の熱源、刃物があるため、ゲートや引き戸で犬が入らないようにできる配置にしておくと安心です。
窓:犬の目線で外を眺められる高さに
犬の目線の高さに窓を設けると、留守番中や日中に外を眺めて過ごせる場所になります。
道路に面した窓は通行人に反応して吠えやすくなるため、外を眺められる窓は庭や中庭に面した位置に設けるのがおすすめです。
低い位置の窓や掃き出し窓は、網戸を破って外へ出てしまわないよう、補助錠や柵もあわせて検討しましょう。
動線:回遊動線と階段下のデッドスペースを活かす
キッチンや水回りをぐるりと回れる回遊動線は、犬が室内で動き回れるうえ、家事動線も短くなります。
階段下などのデッドスペースは、落ち着ける隠れ家のような犬の居場所として活用できます。
庭・バルコニー:囲いのある屋外スペースと立水栓
庭やウッドデッキを設ける場合は、犬が飛び越えたり、すき間から抜け出したりできないよう、フェンスや門扉まで含めて計画します。
散歩や外遊びの後に足を洗える立水栓を、玄関や勝手口の近くに設けると便利です。
敷地に庭をとりにくい都市部では、LDKと続くバルコニーを愛犬と過ごす屋外スペースにする方法もあります。
バルコニーの要不要の判断基準は、バルコニー・ベランダはいらない?後悔しない判断基準で解説しています。
収納:フードやケア用品をまとめてしまえる場所を
ドッグフード、ペットシーツ、ケア用品、おもちゃなど、犬との暮らしは意外に物が増えます。
愛犬スペースの近くに大きめの収納を設けると、補充や掃除がしやすく、リビングの生活感も抑えられます。
愛犬の大きさ・頭数・年齢に合わせた間取り

犬と暮らす間取りは、愛犬の体格・頭数・年齢によって優先すべきポイントが変わります。
小型犬は段差の負担を減らすこと、中型・大型犬は動けるゆとり、複数頭は1頭ずつの居場所、シニア犬は階段を使わない動線が要点です。
小型犬と暮らすなら:段差の負担を減らし、家族のそばに居場所を
チワワやトイ・プードルなどの小型犬は、体に対して階段の一段が高く、昇降の負担が大きくなりがちです。
小型犬の居場所はLDKに集約し、階段への出入りはゲートで管理できるようにしておきましょう。
小型犬は抱きかかえて移動する場面が多くなるため、階段の幅や手すりには、人が犬を抱えても安全に上り下りできるゆとりが必要です。
ソファや小上がりからの飛び降りも足腰の負担になるため、高さを抑えるかステップを用意するとよいでしょう。
中型・大型犬と暮らすなら:のびのび動けるゆとりと、将来への備えを
中型・大型犬は抱きかかえての移動が難しいため、生活の中心をどの階に置くかが特に重要です。
玄関には体を洗ったり拭いたりできる広めの土間を設け、散歩後のケアを1階で済ませられるようにします。
廊下や階段の幅にゆとりを持たせると、犬と人がすれ違う際の接触や転倒を防ぎやすくなります。
複数の犬と暮らすなら:1頭ずつが落ち着ける居場所を
複数の犬と暮らす場合は、犬同士の相性や体格差を考え、休む場所を分けられるようにしておくことが大切です。
環境省の住宅密集地における犬猫の適正飼養ガイドライン(2010年2月)でも、犬同士の折り合いが悪い場合があることや、吠え声・臭いなどの衛生面に1頭飼い以上の注意が必要なことが示されています。
クレートを置ける場所を複数確保し、食事のときに距離をとれるよう配置を工夫しましょう。
シニア期を見据えるなら:階段を使わない動線と介護スペースを
環境省のガイドラインでは、7歳以上の犬や猫がシニアといわれ、動物は高齢になると視力・聴力・嗅覚などの感覚が衰え、動きが鈍くなるとされています。
犬は一般に十数年生きるため、子犬のうちに家を建てても、住まいでの暮らしの後半はシニア期と重なります。
階段を使わずに散歩へ出られる出入口や、介護スペースにできる場所を、あらかじめ想定しておくと安心です。
胴の長い犬種や小型犬は腰や膝を傷めやすいともいわれるため、犬種ごとの注意点はかかりつけの獣医師にも相談しましょう。
犬と暮らす家の階段の設計ポイント

犬と暮らす家の階段は、建築基準法の最低基準より緩やかな勾配を目安にし、滑りにくい仕上げとゲートの下地を設計段階で用意するのが基本です。
法律の最低基準と、犬と暮らす家で目指したい階段
住宅の階段は、建築基準法施行令第23条で蹴上げ23cm以下、踏面15cm以上と定められています。
この寸法は最低限の基準であり、上限いっぱいでつくると勾配は約57度になり、人にとっても急な階段です。
新築住宅の住宅性能表示制度ガイド(国土交通省)で解説されている「高齢者等配慮対策等級」では、等級が上がるほど勾配を緩やかにする基準が設けられています。
主な基準は次のとおりです。
| 項目 | 建築基準法の最低基準 | 高齢者等配慮対策等級3 | 高齢者等配慮対策等級5・4 |
| 勾配 | 規定なし(蹴上げ・踏面の上限で約57度) | 22/21以下(約46度) | 6/7以下(約41度) |
| 蹴上げ・踏面 | 蹴上げ23cm以下・踏面15cm以上 | 踏面19.5cm以上 | 勾配と下の式で決まる |
| 蹴上げ2+踏面 | 規定なし | 55~65cm | 55~65cm |
※等級5・4は、ホームエレベーターを設ける場合などに等級3と同じ基準が適用される例外があります。
犬と暮らす家では、等級5・4の「勾配6/7以下」を目安に、勾配を緩やかにし、踏面を広めに取るのがおすすめです。
緩やかな階段はその分の面積を使うため、階段の位置と形は間取りの初期段階で決めておきましょう。
途中に踊り場を設けると、万一足を踏み外しても下まで落ちにくくなり、犬も人もひと息つけます。
滑りにくい仕上げとゲートの設置
階段の踏面には滑りにくい仕上げを選ぶか、後から滑り止めを貼れるようにしておきます。
犬が勝手に上り下りしないよう、階段の上下にはペットゲートを設置できる場所と壁の下地を用意しておきましょう。
後付けのゲートは突っ張り式になりがちで、外れると転落の原因になるため、ねじで固定できる下地があると安心です。
蹴込み板のないスケルトン階段は、段の間から小型犬の足が抜けたり、すり抜けたりするおそれがあります。
スケルトン階段を検討する場合は、スケルトン階段のメリット・デメリットと選び方も確認し、蹴込み板や落下防止の対策を設計に組み込みましょう。
床材・壁・臭い・温度・音の工夫

犬と暮らす家の床材・内装は、滑りにくさと掃除のしやすさを基準に選びます。
あわせて、臭いがこもらない換気計画、室温の管理、足音や鳴き声が伝わりにくい部屋の配置も計画しておきましょう。
床材は「滑りにくさ」と「掃除のしやすさ」で選ぶ
環境省のガイドラインでは、フローリングなどで滑って関節を痛める事故が起きることがあるとして、滑る場合はカーペットを敷くなどの配慮が勧められています。
新築なら、最初から犬が歩きやすい床材を選べるのが大きな利点です。
| 床材 | 滑りにくさ | 傷・汚れへの強さ | お手入れ | 向いている場所 |
| 一般的なフローリング | △ 滑りやすい | △ 爪の傷がつきやすい | ◎ 掃除しやすい | 犬が入らない部屋 |
| ペット対応フローリング | ○ 滑りにくい加工 | ○ 傷がつきにくい | ◎ 掃除しやすい | LDK・廊下 |
| コルクタイル | ◎ クッション性もある | △ 傷・へこみがつきやすい | ○ 水分に注意 | 犬の居場所・寝室 |
| クッションフロア | ○ 比較的滑りにくい | ○ 水や汚れに強い | ◎ 拭き掃除が楽 | トイレ周り・洗面所 |
| タイル・モルタル | △ 濡れると滑る | ◎ 傷・水に強い | ◎ 水洗いしやすい | 玄関土間・足洗い場 |
同じ種類の床材でも製品によって性能は異なるため、最終的にはサンプルで滑りにくさを確かめましょう。
壁・臭い・換気への配慮
犬が体をこすりつける高さには、汚れを拭き取りやすい腰壁やパネルを張ると、きれいな状態を保ちやすくなります。
臭い対策は、24時間換気の排気口をトイレコーナーの近くに配置するなど、空気の流れを意識した計画が効果的です。
環境省のガイドラインは、消臭剤や殺虫剤などの化学薬品を犬の近くで使うのは控え、スプレーは下に溜まるため換気をよくするよう呼びかけています。
内装材や接着剤を選ぶ際も、F☆☆☆☆(フォースター)など、ホルムアルデヒドの発散が少ない材料を選んでおくと安心です。
室温管理と断熱
環境省のガイドラインでは、西日が強く当たる環境や夏場に留守にする場合は、エアコンをかけるなどして適度な室温・湿度を保つ必要があるとしています。
断熱性・気密性を高めたうえで、エアコンの位置や空気の流れまで計画すると、部屋ごとの温度差を抑えやすくなります。
ガイドラインが注意を促しているとおり、エアコンの風が犬の居場所に直接当たらないよう、配置にも気を配りましょう。
足音・鳴き声への配慮
犬の居場所の真上や真下に寝室を置かない、間に収納をはさむといった配置の工夫で、足音や鳴き声の伝わり方は変わります。
住宅が密集した地域では、窓の遮音性を高めることも近隣への鳴き声対策になります。
家の中で音が響く原因と設計段階でできる対策は、騒音対策で快適な家づくり|音が響く原因やできる工夫で詳しく解説しています。
事故・脱走を防ぐための安全対策

犬と暮らす家では、転落・誤飲・脱走の3つの事故を間取りと設備で防ぐことが大切です。
吹き抜けや階段、2階以上のバルコニーは、手すりの隙間を小型犬がすり抜けないか、物に乗って乗り越えられないかを設計段階で確認します。
電気コードや小物は犬がかじったり飲み込んだりしないよう、コンセントの位置や収納の扉で手の届かない場所にまとめましょう。
環境省のガイドラインでも、雷や花火でパニックになって外へ飛び出さないための対策や、ドアや門の隙間から脱走しないよう戸締まりに注意することが呼びかけられています。
玄関から道路へ直接飛び出さないよう、玄関ホールや門扉にゲートを設けられる配置にしておくと安心です。
3階建てで犬と暮らす間取りのポイントと実例

敷地の限られた都市部で犬と暮らすなら、3階建ては階ごとに人と犬のゾーンを分けやすい選択肢です。
一方で、階段・温度差・音の3つは、2階建て以上に対策が必要になります。
基本形は「1階ケア・2階LDK・3階寝室」
犬と暮らす3階建てで最も取り入れやすいのは、1階をケア、2階を生活の中心、3階を休む場所とする構成です。
各階の用途と工夫は次のとおりです。
| 階 | 主な用途 | 犬と暮らすための工夫 |
| 1階 | 玄関、土間、収納 | 足洗い場付きの土間、リードや散歩用品の収納、外へ出やすい動線 |
| 2階 | LDK、水回り、バルコニー | 犬のベッド・トイレ・食事場所を集約し、家族の目が届く居場所にする |
| 3階 | 寝室、子ども部屋 | 階段上部にゲートを設置する。犬と一緒に寝る場合は寝室内に寝床をつくる |
住宅が密集した地域では、1階は隣家の影になりやすいため、2階にLDKを置くと明るい空間をつくりやすくなります。
上階にLDKを置く間取りの注意点は、2階リビングのメリット・デメリットと後悔しない対策で解説しています。
大型犬やシニア犬と暮らす場合は、散歩や庭への出入りに階段を使わずに済む1階リビング型も選択肢になります。
3階建ては上階ほど屋根からの熱の影響を受けやすいため、断熱と空調の計画も欠かせません。
実例:2階リビングの木造3階建て(京都府宇治市U様邸)
The Terrace Home(テラスホーム)が手がけた京都府宇治市U様邸は、敷地28.04坪・延床30.55坪の木造3階建てです(2023年4月竣工、3人家族)。
U様のいちばんのご要望は「広いリビング」でしたが、ほかのご要望もすべて取り入れると、1階では希望の広さを確保できませんでした。
U様邸ではLDKを2階に配置し、明るく広いリビングを実現しています。
完成後は、裏側の明るい景色がリビングをさらに広く感じさせる住まいになりました。
リビング横には下がり天井の小上がりを設け、くつろぎの空間として使われています。
実際の写真や間取りの考え方は、京都府宇治市U様邸(木造3階建て・2階リビング)の施工事例でご覧いただけます。
木造3階建ては構造計算と耐震等級も確認する
建築基準法では、木造3階建ては構造計算で安全性を確かめることが求められています。
2025年4月施行の改正建築基準法では、簡易な構造計算で設計できる木造建築物の範囲が、「高さ13m以下かつ軒高9m以下」から「階数3以下かつ高さ16m以下」に拡大されました(国土交通省:階高の高い木造建築物等の増加を踏まえた構造安全性の検証法の合理化)。
住宅性能表示制度では、耐震等級1が建築基準法レベルで、等級2はその1.25倍、等級3は1.5倍の地震力に耐える強さとされています。
等級ごとの違いは、耐震等級3と2の違い(性能・費用・メリット)で詳しく比較しています。
テラスホームでは、構造計算にもとづく耐震等級3を全棟で標準としています。
犬のために大きな吹き抜けや広い土間をつくる場合も、構造計算の段階で壁のバランスを確認しておくことが大切です。
まとめ|犬と暮らす間取りは「愛犬の居場所と動線」から考える

犬と暮らす家の間取りは、愛犬の居場所と動線を先に決めることで、人と犬の両方が快適に過ごせる住まいになります。
- 犬の居場所は家族の気配が届くリビングの近くにつくる
- 玄関の土間と足洗い場で、散歩後の汚れを室内に持ち込まない
- 犬の生活をなるべく1つの階で完結させ、階段の負担を減らす
- 階段は勾配6/7以下を目安に、床材は滑りにくさと掃除のしやすさで選ぶ
- 体格・頭数・年齢で優先順位を変え、シニア期の動線も想定しておく
愛犬の年齢や体格、敷地の条件によって、最適な間取りは家庭ごとに異なります。
「この敷地で愛犬スペースはどこにとれる?」「今の犬がシニアになったら階段はどうする?」といった疑問は、図面を前に相談するのが近道です。
テラスホームでは、建築家とデザイナーが敷地の条件とご家族の要望をもとに間取りをご提案しています。
構造計算にもとづく耐震等級3を全棟標準とし、2階建て・3階建てのどちらでも同じ基準で設計します。
愛犬との暮らし方や将来の変化もうかがいながら、居場所や動線、階段の計画をご家族と一緒に考えます。
まずはテラスホームの二階建て・三階建ての家づくりをご覧ください。
犬と暮らす家の間取りに関するよくある質問

犬と暮らす家の間取りで、いちばん大切なことは何ですか?
犬の居場所を家族の気配が届く場所につくり、犬の生活をなるべく1つの階にまとめることです。
ベッド・トイレ・食事場所をリビングの近くに集約すると、家族が見守りやすく、階段の上り下りも減らせます。
そのうえで、玄関の足洗い場や滑りにくい床材など、散歩とお手入れの動線を整えましょう。
犬のケージやベッドは、家のどこに置くのがいいですか?
リビングの一角で、人の通り道から少し外れた場所が向いています。
家族の姿や声を感じられる場所なら、犬が落ち着いて過ごしやすくなります。
直射日光やエアコンの風が直接当たる場所、人の出入りが激しい玄関や廊下の近くは避けましょう。
犬のために、階段の勾配はどのくらいにすればいいですか?
目安は勾配6/7以下(約41度)です。
建築基準法の最低基準は蹴上げ23cm以下・踏面15cm以上で、上限いっぱいでつくると約57度の急な階段になります。
住宅性能表示制度の高齢者等配慮対策等級5・4では、勾配6/7以下、蹴上げ2+踏面が55~65cmとされています。
緩やかな階段は面積を使うため、間取りの初期段階で階段の位置と形を決めておきましょう。
犬が滑りにくい床材は何ですか?
滑りにくい加工のペット対応フローリングや、クッション性のあるコルクタイルが代表的です。
トイレ周りや洗面所は、水や汚れに強いクッションフロアが向いています。
同じ種類の床材でも製品によって滑りにくさは異なるため、最終的にはサンプルで確かめましょう。
3階建てで犬と暮らすときの注意点は何ですか?
階段の負担、上階の暑さ、音の響き方の3つに注意が必要です。
犬の生活は家族が長く過ごす階で完結させ、階段にはゲートを設けられるようにしておきましょう。
また、木造3階建ては建築基準法で構造計算による安全性の確認が求められるため、耐震等級もあわせて確認しましょう。