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地盤が弱い土地の特徴とは?強い土地の特徴と選ぶ際のポイントも紹介

土地選びは、安全で長く住める家を建てるうえで地盤の強さが重要なポイントです。

地盤が弱い土地は、地震や豪雨などの自然災害によって建物が傾いたり、沈下したりするリスクがあります。

安心して暮らすためには、地盤がしっかりした土地を選ぶことが大切であり、建物の耐久性はもちろん、資産価値も維持しやすくなります。

本記事では、地盤が弱い土地の特徴や強い土地の見分け方、土地選びのポイントについて詳しく解説します。

地盤の弱い土地とは

地盤の弱い土地とは、建物の重さや地震・豪雨などの外力に対して安定性が低く、沈下や傾斜・液状化などのリスクが高い土地を地盤の弱い土地を指します。

例としては、人が生活をするには危険性が高く不安定である・軟弱な粘土層や砂質土で構成されている土地や埋立地、低地・河川や海岸沿いの沖積平野などが挙げられます。

切り土や盛り土によって造成された土地も、土が十分に圧密されていない場合、建物の荷重で沈下しやすく危険です。

また、崖下や斜面下の土地は土砂崩れの影響を受けやすいですし、崖上であっても斜面の安定性次第でリスクが高まります。

過去に洪水や土砂災害の記録が残されている地域は、地盤が弱い・弱くなってしまった可能性も考えられます。

地盤の弱さは見た目だけでは判断できないため、地質や過去の土地利用、造成方法などの総合的な確認が必要です。

住宅を建てる場合には、地盤を安定させるための杭打ちや地盤改良などの対策が不可欠になるため、建築コストが増えます。

土地を購入する際には、地域の地図や航空写真・地盤検査を活用してリスクを把握することが重要です。

地盤の弱い土地の特徴

池や沼地・湿地といった低地を含む埋立地や盛土された土地は地盤が軟らかく、沈下しやすい傾向があります。

地形が平坦すぎる場合や、周囲より低く水がたまりやすい場所も地盤が弱い可能性があるでしょう。

さらに、過去に地盤沈下や液状化の被害が報告されている地域もリスクが高いといえます。

土地選びの際には、ハザードマップや過去の地盤調査結果を確認し、地形や水はけの状況を観察し、安心できる住まい選びにつなげましょう。

崖下/崖上

崖下・崖上の土地は不安定なため、地震や台風による豪雨時には、土砂崩れや地滑りのリスクが高まります。
斜面の上部から流れ込む水や土は地盤に負荷をかけ、崖下沈下や傾斜が起こる可能性があります。

崖上の土地も安心できるわけではなく、斜面自体が不安定なため、建物の荷重によって地盤が崩れる恐れも考えておかなければなりません。

造成が新しい土地や擁壁が十分に整備されていない場所では、崖上・崖下ともに建築リスクが高くなるため注意が必要です。

埋立地

海や湖、湿地だった場所に、土砂や廃棄物を盛って造成された土地が埋め立て地になります。

そのため、元から土地だった場所とは違い土壌が不均一で圧縮されやすく、建物の荷重によって地盤沈下が起こりやすくなるのが特徴です。

もともと水分があった土地のため、地震時には液状化のリスクが高まります。

液状化が起こると、地盤が水のように柔らかくなり崩れ、建物は傾いたり沈下したりする危険があります。

土地選びにおいて、地盤が安定している点はもちろんですが、過去に埋立て工事が行われたかどうかを確認することは、非常に重要です。

切り土/盛り土

土地を平坦にするために行われる造成方法ですが、地盤の安定性に影響を与えてしまいます。

切り土は斜面を削って造成するため、土壌が不均一になりやすく、建物の荷重で沈下や傾斜が起こる可能性があります。

人工的に土を盛って土地を作る盛り土は、十分に圧密されずに家を建ててしまうと、建物の重みで沈下する危険も否めません。

土地選びの際は、造成履歴や現地の地形を確認し、専門家による地盤調査を行うことが重要です。

地盤の強い土地の特徴

建物の荷重や地震などの外力に耐えやすく、沈下や傾斜のリスクが低い場所が地盤の強い土地になります。

歴史的に居住が続いている場所や地質が固い場所は、地盤が安定している傾向です。

こうした土地を選び、安心できる家を建てましょう。

歴史がある

長い年月にわたって人が居住してきた土地は、住宅を建てるうえで安心できる傾向があります。

古くから農地や集落として利用されてきた地域は、洪水や土砂災害などの自然災害を繰り返し経験しながらも人々が住み続けてきました。

縄文時代や江戸時代などの古地図や歴史資料を参照すると、過去に埋立地や切り土・盛り土が行われた場所かどうかを把握できます。

歴史がある土地は、長期的な安心感と資産価値の安定にもつながるため、土地選びの際の重要な判断材料です。

高い場所にある

高台や丘陵地にある土地は、低地に比べて水害や洪水のリスクが低く、地盤が安定しています。

災害リスクの低さとともに、眺望や日当たりの良さなど、生活面でもメリットが多いため、住宅用地として人気があります。

雨水は自然に流れていくため、地盤が軟化しにくく建物の沈下や傾斜の心配も少ないです。

過去に土砂災害が起きていない地域であれば長期的に安定した地盤を期待できますが、斜面の角度や周囲の地形によっては、土砂崩れなどのリスクがあるため注意が必要です。

高台だから安心と安易に考えず、造成や擁壁の状況を確認したり専門家による地盤調査を行い、安全性を高めましょう。

固い

砂礫層や岩盤などで構成されている土地は地盤が固く、建物の荷重に対して安定感があります。

固い土地は沈下や傾斜のリスクが低く、住宅の耐久性が高まるのが特徴です。

地盤が弱い土地とは違い、耐震性の高い住宅であれば震災時の揺れも比較的小さく、安全性の面でも優れています。

地盤改良や杭打ちなどの追加工事が不要で、建築コストを抑えられるのがメリットです。

長期的に安心して暮らせる住宅を建てたい、将来的な資産価値を重視する場合には、固い土地は理想的な選択肢と言えます。

地盤の強い土地を選ぶ際の3つの確認点

土地を購入する際に、見落とせないのが「地盤の強さ」です。

どれだけ立派な建物を建てても、地盤が弱ければ傾きや沈下などのリスクが高まります。

安心して長く暮らせる土地を選ぶためには、購入前にしっかり確認することが大切です。

ここでは、地盤の強い土地を見極めるために押さえておきたい 3つの確認ポイント をご紹介します。

縄文古地図を確認

土地の地盤を確認する際には、地図やハザードマップだけでなく「縄文古地図」も参考にしましょう。

縄文時代は現在よりも海面が数メートル高く、東京湾や大阪湾などの沿岸部は内陸まで海が入り込んでいました。

そのため、当時の海や湖だった場所は地盤が軟弱である可能性が高く、液状化や沈下のリスクを抱えています。

逆に、陸地であったエリアは地盤が強固で、宅地としても安定していると考えられます。

縄文古地図はインターネットで公開されており、誰でも無料で閲覧可能です。

購入予定の土地が過去に海や湿地でなかったかを確認すれば、より安全性の高い不動産選びに役立つでしょう。

地盤調査で確認

土地の地盤を正しく把握するためには、実際に地盤調査を行うことが重要です。

地盤調査では、地盤の硬さや土質、地下水位などを専門の機械で詳しく測定します。

これにより、軟弱地盤や液状化のリスクがあるかどうかを事前に確認でき、必要に応じて地盤改良工事の計画も立てられます。

地盤調査の結果は報告書として記録されるため、将来的な資産価値の確認や保険加入の際にも役立つのは間違いありません。

地盤の安全性を科学的に判断できる手段として、地盤調査は欠かせないステップです。

過去の航空写真を確認

数十年前からの土地利用の変化や地形の様子を、航空写真を使えば時系列で確認できます。

過去には池や湿地だった場所が、現在は住宅地になっているケースも珍しくはありません。

このような場所は地盤が軟弱である可能性があり、過去に川の氾濫や土砂災害が起きた記録も、痕跡として残っていることがあります。

航空写真を見れば、現在は問題がなく見えても、潜在的なリスクを持っている場所であると把握できます。

国土地理院や自治体の資料を活用すれば、古い写真も比較的簡単に入手可能です。

まとめ

土地を選ぶときは、地盤の強さを確認することが大切です。

埋立地や低地・切り土・盛り土・崖下などは地盤が弱い土地であり、沈下や傾き・液状化のリスクがあります。

土地を選ぶ際には、縄文古地図で昔の海や湿地の有無を確認し、地盤調査で土質や地下水位を把握しましょう。

さらに過去の航空写真で土地利用の変化をチェックすることが重要です。

これらのポイントを押さえれば、安全で長く住める土地を手に入れられ、住宅の耐久性だけでなく将来的な資産価値も高められます。

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