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コラム

太陽光発電の家は災害に強い?設置のメリットや使用方法を紹介

地震や台風などの自然災害に備えることは、大切な家族を守るために重要です。

太陽光発電は、自宅の電気をまかなえて電気代の節約になるなど、日々の生活を手助けしてくれる設備ですが、実は災害時にも力を発揮します。

本記事では、災害時に備えて太陽光発電を家に設置するメリットや、停電時に太陽光発電を使う方法などについて解説していきます。

自宅に太陽光発電の導入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

災害時に備えて太陽光発電を家に設置するメリット

ここでは、災害時に停電してしまったことを想定したメリットをご紹介します。

災害時に備えて太陽光発電を家に設置することで、次の4つのメリットが得られます。

  • 連絡・情報収集ができる
  • 冷蔵庫が使える
  • エアコンが使える
  • 蓄電池も設置すれば夜も使用可能

それぞれのメリットについて見ていきましょう。

連絡・情報収集ができる

災害時に停電すると電気が使えなくなってしまいます。携帯電話の充電もできなくなり、テレビやパソコンで災害の最新情報をチェックできなくなるなど非常に不便です。

太陽光発電を設置すれば、発電した電気を利用して携帯電話を充電して、友人や家族の安否確認ができたり、テレビのニュースをチェックして避難が必要かなどの情報収集をしたりできます。

冷蔵庫が使える

停電すると冷蔵庫も機能しなくなり、保存してある食べ物が腐りやすくなります。停電状態が長く続けば、せっかく買い溜めした食べ物も無駄になってしまうでしょう。

太陽光発電で発電した電気を利用すれば、冷蔵庫を使うことができます。たとえば、太陽光発電での電力が得られる昼間に氷を大量に作り、電力が得られない夜に作った氷を庫内に置いておけば、効率よく食品を保存できます。

エアコンが使える

災害時に停電すると、冷暖房機器も使えなくなってしまいます。特に真夏や真冬に被災すると、熱中症や風邪などの病気に罹りやすくなります。たかが熱中症・風邪、と思うかもしれませんが、重症化すると命の危険に晒されることもあるため、大変危険です。

太陽光発電があれば、エアコンや他の冷暖房機器を使えるので暑さ・寒さへの対策ができます。特に高齢者や小さい子供のいるご家庭は、気温に影響を受けやすいため、災害時の対策を考えておくことが重要です。

蓄電池も設置すれば夜も使用可能

太陽光発電は、雨の日や夜間は発電しないため電気を使えません。しかし、蓄電池を組み合わせれば、雨の日でも夜でも電気を使用できます。

災害はいつ起きるかわかりません。雨の日や夜間も太陽光発電の電気を使うなら蓄電池の設置も検討しましょう。

蓄電池があれば、昼間発電した電力を蓄えておくことができます。

昼間発電した電気があれば、災害時の夜に灯りが欲しい時に使用可能です。

蓄電池には、あらかじめ使いたい回路を選ぶ必要がある「特定負荷タイプ」と家中の全ての回路で電気が使える「全負荷タイプ」の2種類があります。

全負荷タイプの方であれば、どこでも電気を使えますが価格が高くなることが多いため、予算を考慮しながら選びましょう。

蓄電池を導入する場合は、災害時にどれくらいの時間、どのような家電を何時間使用したいかを考慮して、それに合う容量の蓄電池を選ぶようにしてください。

東日本大震災の時は、電気は1週間程度で復旧しましたが、ガスは5週間程度かかっています。電気の復旧は比較的早いですが、最低でも1週間の電気を賄えるように太陽光発電と蓄電池をうまく使い分ける必要があるということです。

災害時に備えて太陽光発電を家に設置する場合のデメリット

太陽光発電を設置することで、災害時のようなイレギュラーな事態に遭遇しても普段通りに近い生活ができます。

被災すると不安なことも多い中、少しでも普段通りの生活ができることは安心ですよね。

ただ、太陽光発電の設置にはいくつかデメリットがあります。

  • 消費電力の大きい家電は使用できない
  • 非常用コンセントしか使えない
  • 導入に大きな費用がかかる
  • 火災や感電の危険性がある

これらのデメリットについて見ていきましょう。

消費電力の大きい家電は使用できない

太陽光発電で発電した電気を使えば、どんな家電でも使えるというわけではありません。

停電中に使える電気は最大1500Wが一般的。

たとえば、ドライヤーやIHクッキングヒーター、電子レンジなど、瞬間的に大きな電力を消費する家電は消費電力量に上限がかかって使用できない可能性があります。1500Wを上回って電力を使用すると、ブレーカーが落ちたように使用できなくなるので注意しましょう。

非常用コンセントしか使えない

被災して停電し太陽光発電で発電した電力を使う場合、普段使っているコンセントは使えなくなってしまいます。

停電時に使えるコンセントは、新築時に設置する非常用コンセントだけです。

そのため、非常用コンセントから遠くにある家電を使いたい場合、コンセントの近くまで家電を移動させたりしないといけません。

冷蔵庫のような大きな家電だと移動させるのも大変なので、電気を使用できない可能性もあるのです。

導入に大きな費用がかかる

太陽光発電の導入には大きな費用がかかります。

メーカーや業者によって価格は異なりますが、設置費用の相場はだいたい150万円が目安。設置後もメンテナンス費用や修理・交換費用、保険料などを負担しなければなりません。

導入する際は、太陽光を設置することでどのくらいの費用がかかるのか、設置後の費用も計算した上で導入を検討することをおすすめします。

初期費用が高く、導入を躊躇う方は、リースで太陽光発電を導入するのも良いでしょう。

リースなら10年・15年の契約で初期費用0円、月々の利用料のみで太陽光発電や蓄電池の導入が可能。利用期間中であれば故障した際の修理も無料でしてくれたり、補償がついていたりと、お得に太陽光発電の利用ができます。

メーカーやサービスによって異なりますが、毎月の利用料はだいたい1万円前後です。

気になる方はぜひチェックしてみましょう。

火災や感電の危険性がある

太陽光発電から火災が発生したという事例もあります。件数としては少ないため、あまり過敏に意識する必要はありませんが、火災のリスクが伴うことは知っておきましょう。火災が起きないようにするためにも、定期的に業者に点検してもらうなどの対策が必要です。

また、地震や浸水後に太陽光発電に触れると感電の危険性があります。

太陽光発電は光が当たると発電を開始するため、災害で破損したパネルに触れたり浸水した設備に触れたりするのは大変危険です。決して近寄らないようにしましょう。

停電時に太陽光発電の電気を使う方法

停電した際に太陽光発電の電気を使う方法をご紹介します。

  1. 手動で自立運転に切り替えて使用する
  2. 停電時用の非常用コンセントに差し込んで使用する

手順は機器のメーカーによって異なる部分もありますが、一般的な手順を見ていきましょう。

1.手動で自立運転に切り替えて使用する

まず、分電盤にある「主電源ブレーカー」をオフにします。次に同じ分電盤にある「太陽光発電専用ブレーカー」もオフにしてください。

最後にパワーコンディショナーを「自立運転」に切り替えたら完了です。

一般的なパワーコンディショナーは、電力会社とのやりとりを行う「連系運転」を行なっていますが、停電すると連系が途切れてしまうため、「自立運転」への切り替えが必要になってくるのです。

停電時に備えて自立運転の仕方は事前に把握しておくようにしましょう。

2.停電時用の非常用コンセントに差し込んで使用する

自立運転に切り替えたら、非常用コンセントに差し込んで家電を使用してください。

先にも述べたように、太陽光発電の電気は非常用コンセントでなければ使用できません。

非常用コンセントは、パワーコンディショナーが屋内にある場合、パワーコンディショナーに付随しています。分電盤の隣など高い位置にパワーコンディショナーが付けられているケースが多いので、延長コードがあると便利です。

パワーコンディショナーが屋外にある場合、部屋の中に非常用コンセントが設けられています。非常用コンセントの位置は、太陽光発電の設置工事の時に相談して決めますが、配線が目立たないように設置することが多いです。

また、非常用コンセントを設置したら、災害時にすぐに使えるように日頃からコンセントの周りのスペースを空けておくようにしましょう。

いざ災害が起きた時に慌てずにコンセントを使用できるように、意識しておくことが重要です。

災害時でなくても太陽光発電の導入はメリットが多い

太陽光発電は、災害時の対策として使えるというメリットがありますが、その他にもメリットがあります。

  • 電気代を節約できる
  • 断熱効果が期待できる
  • 環境に優しい

3つのメリットについて見ていきましょう。

電気代を節約できる

太陽光発電があれば、自家発電によって自宅の電気をまかなうことができ、電気代の節約ができます。

電力会社との契約で、夜間の電気代が安くなるプランを選んで、昼間は太陽光発電の電力で家の電気をまかなうようにすれば、より電気代を安くできます。

さらに蓄電池と一緒に組み合わせることで、昼間に貯めた電気を夜間に使い回すようにするのも良いでしょう。蓄電池の容量や太陽光発電の規模にもよりますが、晴れの日が続けば電力会社から電気を買わなくても太陽光発電と蓄電池で数日過ごすことも可能です。

また、電気が余れば電力会社に余剰電力を売って利益も得られるので、ちょっとしたお小遣い稼ぎにもなります。

電気代の高騰が続いているので、電気代の節約ができることはとても嬉しいことではないでしょうか。

断熱効果が期待できる

太陽光パネルを屋根に設置することで、断熱効果を高めることができます。夏の強い日差しは、屋根に熱が溜まりやすく室内にもその影響を受けます。しかし、太陽光パネルがあれば遮熱効果が期待できるので、屋根の温度も上がりにくくなります。室内も熱を受けにくくなるので冷房効率を良くすることも可能です。

特に架台を使って設置するタイプの場合、屋根材とパネルの間に空気層ができるのでより効果を高められるでしょう。

反対に、冬は室内で温めた空気や熱が、太陽光パネルによって屋根から逃げにくくなるため、暖房効率を上げることができます。

環境に優しい

太陽光発電は、太陽光を電気に変えるクリーンな再生可能エネルギーです。日本で一般的に使われている火力発電は、二酸化炭素を多く排出することから地球温暖化に大きな影響を与えています。

太陽光発電は、温室効果ガスや二酸化炭素を排出しないため、環境負荷を削減し地球環境保全にも貢献します。

日本では、太陽光発線をはじめ再生可能エネルギーの導入水準が他国よりも低いため、積極的に再生可能エネルギーの導入に力を入れているところです。

助成金や補助金、固定買取価格制度などを利用することで、太陽光発電をお得に導入できるようになります。

災害時だけでなく、普段の生活やこれからの環境保全のために太陽光発電の導入を検討してみましょう。

まとめ

太陽光発電は普段の生活で電気代を節約したり、断熱効果を高めたりといったメリットだけでなく、災害時にもその力を発揮します。日本は地震や台風など自然災害の多い国です。

特に最近では南海トラフ大地震の発生も警戒されており、防災意識が高まっています。

災害時の備えとして太陽光発電の設置を検討してみるのも良いでしょう。

ただし、太陽光発電を導入する場合、高い費用がかかるなどのデメリットがあります。

導入後にも点検や修理・交換費用などもかかるため、設置するパネルの数によっては支出の方が多くなる可能性もあります。

太陽光発電の維持にどのくらいの費用がかかるのかをシミュレーションしてから設置の検討をおすすめします。

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