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玄関の間取りのポイントとは?魅力的に魅せるためのアイディアも紹介

「玄関を見れば、その家の暮らしが見える」とも言われ、家を印象付ける重要なポイントです。

どのような広さで必要な機能はなにか、玄関からリビングに向かう間取りを含めて考慮する必要があります。

家族が使いやすく、来客に快適だと感じてもらうには、どのような点に注意すべきなのでしょうか。

今回は、玄関の配置や間取りを決めるポイント、実例をもとに、おしゃれな玄関のアイデアなどをまとめました。

これから注文住宅を建てる方や玄関リフォームを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

住まいの玄関の間取りとは

住人や来客が最初に足を踏み入れる玄関は、住宅全体の印象や使い勝手を左右する重要な間取りです。

玄関は単なる出入り口ではなく、「外と内をつなぐ中間領域」として、動線や収納・視線の流れなど多くの機能が求められます。

注文住宅では、ドアを開けてすぐの「たたき」と呼ばれる土間部分、室内へ上がる「上がり框(かまち)」、さらに靴収納やコート掛けなどを備えた「玄関収納スペース」の3つで構成されます。

玄関の間取りは、家族構成や生活スタイルによって最適な形が異なるため、大容量の収納が必要なのか、シューズクロークだけで良いのかを考えましょう。

快適性を左右するポイントとして、玄関からリビングや廊下への動線がスムーズかがポイントです。

また、来客があってもプライベート空間が見えにくいような工夫、採光や通風を確保するなど機能性と意匠性の両立が求められます。

玄関を配置する位置

玄関の方角には決まりはありませんが、玄関の位置によって廊下やリビングの配置が決まるため、メリット・デメリットを知った上で検討が必要です。

ここでは玄関の方向別に特徴をまとめました。

玄関の方向メリットデメリット
東向き・朝日が差し込むため、明るく清々しい印象です。
・風水では「発展」や「成長」の象徴とされ、エネルギーに満ちる方角。
・朝日が強く差し込むため、夏場は暑さ対策が必要。
・午後以降は日が入らなくなるため、冬場は暗く感じる。
西向き・午後から夕方にかけて光が入り、明るく暖かい印象になる。 ・夕日が入ることで、穏やかでリラックスした空間になる。
・東や南にリビングを設置すれば光が入り明るくなる。  
・強い日差しが入るため、夏場は玄関が熱くなりやすい。
・玄関ドアが傷みやすい
南向き・1日を通して光が入りやすく、明るく暖かい玄関になる。
・南風が入り、湿気がこもりにくい。
・強い日差しで玄関周辺の温度が上がりやすくなる。
・玄関ドアが劣化しやすい。
・南側に庭が作れない
北向き・南の間取りが作りやすい
・夏は玄関が涼しい
・日当たりが悪く暗い
・降雪地帯は雪で玄関が開けにくくなる

玄関は「気」の入口であり、家全体の運気に大きく影響を与える重要な場所です。

配置する位置によって住まいの性質が変わりますが、周辺環境も踏まえた上で、玄関の配置を考えましょう。

北玄関の間取り

風水的に「陰の気が強まる」北玄関は、湿気と日当たり対策がポイントになります。

直射日光が入らないため、明るめの照明を設置したり、明るい色調の内装を選んだりして

温もりのある雰囲気にしましょう。

断熱ドアを使うなどして、冬の冷え込みを防ぐと快適性が向上します。

玄関から家の中に冷たい風が入らないように、玄関ホールを設ける間取りが理想的です。

収納は玄関横に設けるとすっきり見えますし、観葉植物など温かみのある装飾品をプラスすれば、快適な住空間になります。

西玄関の間取り

午後から西日が入りやすく、玄関の収納家具が日焼けしやすいですが庇(ひさし)や遮熱ガラスなどの工夫で解決できます。

明るく開放的な玄関からリビングなどが丸見えにならないように、導線を意識するのがポイントです。

センサーで反応する照明を配置すれば、西日と重なってまぶしく感じませんし、玄関ホールを設け、壁面に靴箱や収納スペースを沿わせれば清潔感も確保できます。

壁紙などはベージュやライトグレーを使えば、全体的に落ち着いた雰囲気になります

東玄関の間取り

東玄関は朝日が差し込むため、朝の時間帯は明るく爽やかな空間になります。

通勤・通学前の時間はスイッチの切り替えが大切なため、玄関には大きめの窓やガラス入りのドアがおすすめです。

間取りとしては、玄関を中心にリビングや水回りへアクセスできる「回遊性のある動線」が理想的でしょう。

収納スペースは玄関近くにウォークインクローゼットを配置すれば、お出かけ・帰宅時の流れがスムーズです。

夏場の暑さ対策としては、庇(ひさし)を付けて直射日光を避ける工夫や、玄関先に大きめの観葉植物を配置し凉を感じられるような工夫もいいでしょう。

南玄関の間取り

日当たりがいい南玄関ですが、夏場は強い日差しをコントロールしつつ、明るさと開放感のある玄関ができます。

庇や軒をつけたり、植栽で日除けしたりするといった工夫も有効です。

明るさを活かしつつ過度な熱気を抑えるには、断熱ドアの利用やガラス入りのドア・明るい色の床材・壁材がおすすめです。

直接リビングが見えないように玄関ホールを設けるか、目隠し壁を用いるなどすると落ち着いた玄関づくりができます。

ただし、リビングに光彩を入れたい場合には南玄関は不向きにはなるでしょう。

玄関の間取りを決める際に押さえておきたいポイント

玄関の間取りは、方角に合わせた工夫だけでなく清潔感と収納を十分に確保できるスペースが必要です。

機能性と動線、プライバシー保護の点から、開放感をどう表現するかもポイントになります。

おしゃれ

清潔感はもちろん、余白のある空間づくりが洗練された印象を与えます。

間接照明やフットライトを使って、シューズボックスなどを照らすなど、空間に奥行きと温かみを演出する方法もいいでしょう。

壁紙とインテリア・床は、色を統一し素材感で魅せるのがポイントです。

見せない収納で玄関周りをスッキリさせるだけでなく、壁や床・収納の色味をそろえると空間が広く見えます。

玄関にシューズボックスやアウトドア用品など、外に持ち歩くものを収納する場合、見せる収納か隠す収納も考える必要があります。

来客用の土間は玄関すぐに、家族用は壁を作って隠れるようにすれば、プライバシーも守られおしゃれな玄関です。

グリーンやアート作品など、好みのインテリアを玄関に飾ると洗練された印象になりますが、飾りすぎず自分らしさを意識して演出しましょう。

動線

家の中で生活しながら自然に動けるように。生活動線を考えて間取りや配置を整えます。

玄関から洗面所やダイニング・キッチンまでの距離が短ければ、帰宅後すぐに手洗いして家族と顔を合わせられますし家事効率もアップします。

家事動線として、掃除や洗濯の流れをスムーズに行えるように、水回りは回遊できるスタイルがおすすめです。

来客を意識した動線があれば、生活感を抑えながらプライバシーを守り、お客様を快く迎えられます。

朝起きてから家族が外出しやすいのか、帰宅してからはリラックスできるのかをシミュレーションすると具体的な改善点が見えやすくなります。

心地よく暮らすためには、デザインだけでなく、動線を意識した間取りが大切です。

収納

「使いにくい」「使わない」収納ではなく、家族が使いやすい場所の近くに必要なものが片付けられるのがポイントです。

玄関には靴や傘などがまとめて収納できるようにし、お子さんがいる家庭であればベビーカーなどが取り出しやすく邪魔にならないようなスペースがあるといいでしょう。

キッチンには調理器具や食品の収納スペースを配置すると、無駄な移動が減り作業が効率化されます。

生活感を出したくない場合、扉付きの収納が選ばれますが、よく使うものはオープン棚でスムーズに取り出せる工夫をしましょう。

「隠す収納」と「見せる収納」を使い分けると、インテリア性も高まり、空間にメリハリが生まれます。

物があふれるとストレスが増すため、定期的な見直しと整理を習慣化しましょう。

開放感

開放感を演出するためには、収納を充実させて玄関周りをスッキリ整え、自然光を取り込むことも重要です。

採光窓やガラス入りの玄関ドアを設けることで、光が差し込み明るさと抜け感が生まれます。

天井が低いと圧迫感があるため高めに設計し、床と壁の色を明るいトーンで統一すれば、開放感を演出する効果があります。

土間は最低でも、二人が並んで出入りできるスペースがあると開放的ですし、吹き抜けを作ることで空間に奥行きが生まれます。

光が入るような方角にすれば、開放感と明るさが両立できるため、洗練された心地よい空間になるでしょう。

デザイン性の高い照明を使うと、悪天候でもおしゃれで開放的な玄関が完成します。

玄関の間取りを失敗しないために注意したいポイント

玄関の間取りに失敗しないためには、機能性・動線・空間のバランスを意識することが大切です。

玄関の広さや収納、明るさやプライバシーに注意し、家全体の印象がよくなる玄関を実現しましょう。

広さを設ける

広い玄関は来客時の対応がしやすいだけでなく、家族が同時に出入りしても窮屈感がなくスムーズに移動できます。

玄関にゆとりがあると、靴の脱ぎ履きはもちろんですが、買い物した荷物を置いてもゆったり行動できます。

ベビーカーやアウトドア用品など、玄関からすぐに持ち出したいものを置きたい場合には、

土間スペースを広く設計すると便利です。

シューズクロークや傘立てなどもスッキリさせると、常に整った状態を保ちやすくなります。

玄関が広いと、インテリアや照明を使った演出もできますし、家全体のデザイン性も高まります。

靴の収納状態

靴の収納は、家族の人数やライフスタイルに応じた収納スペースの確保が基本です。

ビジネス用やプライベート用のスニーカー、季節ものであるサンダルやブーツなどをわかりやすく、出し入れしやすい状態にします。

家族が多い場合には、シューズインクロークを玄関横に設けましょう。

傘やベビーカー・アウトドア用品などもまとめて収納できますし、玄関まわりをすっきり保てます。

スペースを上手く使うために、壁面収納や可動棚の活用なども検討しましょう。

その他の収納

子どもの通学用バッグや帽子、傘、車のカギを収納する引き出しやスポーツ用品を収納するスペースがあれば、生活動線がスッキリし時短で行動できます。

土間収納はアウトドア用品やベビーカー、ゴルフバッグなどの大きな収納に便利で、室内に汚れを持ち込みません。

壁面収納や吊り戸棚を使えば、限られたスペースでも効率よく収納が可能です。

鍵や印鑑、マスクなどの日用品をまとめる棚やボックスがあると、小物類の収納も簡単になり、使いたい時に取り出しやすくなります。

道路との関係を確認

玄関の間取りを考える際には、建物と道路との関係をしっかり確認することが重要です。

道路の方位で玄関の向きを決めた場合、日当たりや風通しだけでなく、防犯性にも影響を与えます。

交通量が多い道路が玄関前にある場合、小さなお子さんが飛び出したりしないように、植栽や塀の配置も検討しましょう。

駐車スペースや駐輪場との位置関係も動線に大きく関わります。

スムーズな出入りができるよう、いろんな角度から考え設計しましょう。

多く見られる玄関の間取りのパターン

玄関の間取りにはいくつか定番のパターンがあり、住まいの広さやライフスタイルに応じて使い分けられています。

ここでは、多く見られる代表的な玄関の間取りパターンを紹介します。

ウォークスルー型シューズクローゼットを設置

玄関から室内へ抜けられる収納スペースで、靴・アウトドア用品・上着などを収納、そのまま室内へとスムーズに移動できるのが最大の特長です。

帰宅後の流れが自然で、小さな子どもがいる家庭や共働き家庭に人気があり、洗面室やキッチンと直結させる間取りが好まれています。

収納力も高く、非常用品なども玄関近くに片付けられるのは魅力です。

靴が玄関に、コートはリビングに投げっぱなしなど、お子さんが片付けないと困っている家庭にもおすすめです。

ウォークスルーなど、気になる湿気や臭いの問題も解決しやすいでしょう。

ガレージを経由する玄関

ビルトインガレージは、玄関や室内へ直接アクセス可能で機能性はもちろん、快適性や防犯性に優れた人気のスタイルです。

荷物の多い日はもちろん、天気が悪い日には濡れずに室内へ入れるだけでなく、車いすもスムーズに室内に戻れるなど安全性も高まります。

玄関とガレージの間にシューズクロークや土間収納を設ければ、ベビーカー・アウトドア用品を車に運ぶのも簡単です。

広い土間を作る

土間はモルタルやコンクリートで作られているため、汚れが気になりません。

玄関の延長として収納や趣味スペースなど、多目的に活用でき快適性も大きく向上させられます。

広めの土間を設ければ、ベビーカーや自転車・アウトドア用品などをそのまま配置でき、玄関がすっきりと片付きます。

雨の日のお子さんやペットの遊び場としても使えますし、室内の間に段差をつけると汚れを防ぐ役割も果たせて便利です。

ウォークイン型シューズクローゼットを設置

ウォークイン型シューズクローゼットは、靴以外にコートや傘・帽子にバッグ・アウトドア用品など多目的な収納可能な空間です。

玄関横に配置すると、出入りの自然な流れで荷物などを収納できるため、生活感を隠しながら家の中がスッキリします。

収納内部には可動棚やハンガーパイプ、引き出しなどを設けることで、靴の種類や季節ごとの使い分けにも対応可能です。

換気窓や換気扇を設置して湿気やにおい対策をしたり、床材はモルタルやタイルで掃除のしやすさを重視するなども必要でしょう。

必要最低限度のスペースを作る

玄関を広くすると、ほかの部屋を圧迫してしまい、思うような間取りにならないケースも少なくはありません。

使いやすさと最低限度のスペースが両立できるように考える必要があります。

意識すべきは、家族全員が無理なく靴の脱ぎ履きができるスペースを確保することです。

目安として1〜1.5畳程度あれば、出入りや荷物の置き場所に対応できます。

収納は必要量を決めてしまい、壁面や吊り棚を使った収納を取り入れると、玄関が広く使えてスッキリとした印象です。

来客時を考えるのであれば、鏡の配置やガラス窓・照明などを工夫すれば、垢抜けた空間に仕上がります。

玄関の間取りを魅力的にするアイディア

玄関の間取りを魅力的にするには、機能性とデザイン性を兼ね備えた工夫を取り入れることが大切です。

明るさや間接照明を使って奥行きを出すなど、印象を格上げできるアイテムを取り入れましょう。

インテリアを取り入れる

照明やグリーンなど、インテリアを取り入れることで、家族や来客に心地よさを与えます。

どのようなものを取り入れたいのかをあらかじめ決めてしまえば、それを生かすような空間

を考えましょう。

玄関の壁にお気に入りの絵や写真を飾ったり、ポストカードを壁に飾りギャラリーのような雰囲気にするのもおすすめです。

小さな花瓶に季節の花を飾り、アロマディフューザーで香りを演出するのもいいでしょう。

接照明や柔らかい光のランプを取り入れることで温もりが生まれますし、グリーンや観葉植物を置けば癒しと彩りのある空間に仕上がります。

ベンチの設置

省スペースにベンチを取り入れることで、高齢者が焦らずに靴を履いたり脱いだりできるだけでなく、お出かけの際にお子さんの待機場所として便利です。

ベンチの下部を収納スペースとして活用すれば、靴や掃除道具などをすっきりと収められます。

ベンチ横にはグリーンを配置することで、おしゃれな空間になります。

ナチュラルな雰囲気なら木製を、モダンでスタイリッシュな印象を与えたいのであれば、鉄製ベンチがおすすめです。

スペースが狭い玄関であれば、折りたたみ式ベンチを利用してみましょう。

ホール階段を設置

玄関ホールや廊下に面して設置するため、リビングを通らずに2階へ上がれます。

来客時にプライベート空間を見せたくない場合には、気兼ねなく移動が可能です。

階段をインテリアの一部としてアピールできたり、段板の素材にこだわったりすることで空間をおしゃれに見せられます。

ホール階段はリビング階段に比べて家族の顔を合わせる機会が減ってしまい、冷暖房の効きが悪くなるため対策を考えましょう。

玄関の間取りを決める際はイメージを持つことが大事

玄関は使い勝手や収納力、動線など、自分たちのライフスタイルに合った機能性を考えることが重要です。

たとえば「明るく開放感のある玄関にしたい」「収納スペースが欲しい」など、イメージを明確にすれば、必要な広さや収納が見えてきます。

自分でイメージが固まらない場合には、雑誌やSNSなどを参考にしてみてください。

完成後に後悔しないためにも、玄関の完成イメージを形に残しておきましょう。

まとめ

玄関の間取りは、家族構成やライフスタイルに合わせた広さと収納力が鍵になります。

動線を意識し、プライバシーを確保しながらスムーズな移動ができる設計が理想的です。

自然光や通風を意識し、明るく清潔感のある空間に仕上げるためにもインテリアや照明を工夫し、理想の玄関を作りましょう。 また、土間やリビングに続く動線にクローゼットを設置するなど、暮らしやすさに直結する間取りを考えてください。

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