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後悔しない住宅メーカーの選び方とは?7つのチェックポイントや失敗例を紹介

理想のマイホームを完成させるためには、自分たちのライフスタイルだけでなく将来的なことを考えベストな生活空間を考えなければなりません。

そのサポートをしてくれるのが住宅メーカーです。

小さな工務店から大手メーカーなど、数が多く迷っている方もいるでしょう。

本記事では、後悔しない住宅メーカーの選び方やチェックポイント、失敗例をご紹介します。

住宅メーカーの選びの流れ

マイホームは大きな買い物のため、住宅メーカー選びは慎重になる必要があります。

住宅メーカー選びは、決められた予算の中で自分たちの希望を取り入れられるかがポイントです。

住宅メーカー選びを失敗しないためには、どのようなことに注意しすすめていけばよいのか、ここでは住宅メーカーの選び方の流れをわかりやすく紹介します。

予算と希望条件を決定

住宅ローンの借入額に自己資金を合わせ、おおよその予算を決めます。

頭金や不動産会社への仲介手数料など、諸経費がかかることも頭に入れて無理のない返済計画を設定します。

所有した土地があるかないかによっても、必要な予算は異なるため注意しましょう。

予算が決まったら、希望条件を書き出し、優先順位を決めていきます。

住宅性能や設備に間取り・生活動線など、自分たちが生活するイメージを具体的に描きます。

家族のライフスタイルから、間取りは比較的簡単に決められるでしょう。

SNSや雑誌など、自分たちがイメージするものがあれば、資料として準備しておくとハウスメーカーに伝えやすくなります。

希望条件が出たら優先順位を決め、ある程度絞り込み、必要ないものはカットしておきましょう。

カタログ請求

ハウスメーカーのカタログは、各社のホームページから請求するか、一括請求できるサービスを利用します。

一度に複数のハウスメーカーの資料を集めてしまうと決めにくくなるため、5社程度を2回にわけて請求するのがいいでしょう。

予算内で希望条件を叶えらえるのか、住宅性能や間取りのデザインが記載されているかを確認します。

実際に建築された内装や外観などが紹介されていると、自分たちの考えるイメージに近いのか見えてきます。

また、写真からインスピレーションを受けてより具体的な間取りを考えられるでしょう。

ハウスメーカーが得意としていることや、独特な機能やサービスに着目してください。

自分たちの希望をどう叶えてくれるのか、コンセプトや強みから選べます。

最終的にハウスメーカーは5社程度に絞り込んでおきましょう。

住宅展示場やモデルハウス見学

資料やカタログを見ているだけでは、自分たちが生活するイメージをとらえられません。

ハウスメーカーを絞り込んだら、積極的に住宅展示場の見学に申し込んでください。

住宅展示場には、複数のハウスメーカーのモデルハウスが並んでいます。

気になるハウスメーカーが出展している展示会を探し、参加しましょう。

各メーカーの担当者が、設備やレイアウト、自社の強みなどを細かく説明してくれます。

気になることはメモし、積極的に質問すると後から聞いておけばよかったという後悔がありません。

図面だけではわかりづらい、生活動線や家事動線を確認したり、住み心地を体感したりできます。

ハウスメーカーによってこだわりは違い、空間の使い方は比較検討が大切です。

オプションが追加されているモデルハウスも多く、予算オーバーであればオプション

を確認するようにしましょう。

標準仕様で予算内、住み心地に満足できたら候補としてチェックしておきます。

見積もり

展示会を見学した後は、自分たちがイメージするマイホームを任せられそうなハウスメーカーを絞り込みます。

予算とイメージを合致させるには、同じ条件と間取り・デザインで相見積もりを依頼しましょう。

間取り・デザインを変えてしまうと、金額に差が出てしまうだけでなく、マイホームのイメージがズレます。

相見積もりには、条件通りのマイホームを建築するための、おおまかな費用が記載されています。

必ずしも、その金額になるとは限りませんし、見積書の書式もハウスメーカーによりこだわりがあります。

概算の内訳が詳細な方が信用度は高く、詳細を説明できる担当者であれば安心です。

こちらの意見を汲んで適切なアドバイスができるハウスメーカーを選びましょう。

ハウスメーカー決定

相見積もりから数社に絞り込み、担当者を交えて正確な見積もりを出してもらったら依頼するハウスメーカーを決定します。

間取りやデザイン・設備のバランスに予算を加味し、アフターサービスや保証について確認しておきましょう。

ハウスメーカーと工事請負契約を結ぶ前に、プランが希望と間違っていないかを再度チェックします。

契約した後のプラン変更には、建築士やデザイナーなど多くの人が関わるため、変更すると費用が追加されるケースがあります。

契約書の内容を確認し、工事請負契約後には着手金が必要なのかも、担当者に確認しておきましょう。

工事請負契約の締結後には、間取りや内装、動線などを打ち合わせしながら決めていきます。

プランが決定するまでに、地盤調査や住宅ローンの事前審査を受けておきましょう。

自治体に建築確認を申請し、許可後には住宅ローンの本審査になります。

ハウスメーカーを選ぶ際のチェックポイント

ハウスメーカー決定までの流れを把握したところで、イメージに合うハウスメーカーをどのように選べばよいか、7つのポイントについて説明します。

具体的なチェックポイントを比較し、イメージを再現できるハウスメーカーを見つけましょう。

対応してくれるデザイン

新築するならおしゃれなデザインの住宅にしたいと思う方、多いでしょう。

ハウスメーカーによって得意なデザインは異なり、定番のスタイルに個性をプラスしたものや空間を使うなどさまざまです。

北欧スタイルや和モダンと言っても、ハウスメーカーが提供するデザインには違いがあります。

パンフレットやホームページには、数多くの施工例が掲載されており、ハウスメーカーによっては、室内のデザインなども公開しています。

理想に近いかを確認するのも、ハウスメーカー選びのポイントです。

雑誌の切り抜きやSNSなどで気になるものがあれば資料として提出しましょう。

以下は、主なハウスメーカーが展開するデザインです。

デザインの種類特徴
和モダン自然素材を使った和風デザイン 洋風インテリアを使いスタイリッシュ
シンプルモダン都会的なデザインで、インテリアはシンプル 直線的なデザイン
ナチュラルモダン自然素材やナチュラルカラーを使ったデザイン 独特な趣がある
北欧スタイル温かみを感じるインテリアや色調 室内空間を広く感じさせる
インダストリアルヴィンテージ風デザイン 無機質で飾りが少ない
アーバンモダン都会的・近代的なスタイル 高級感のある雰囲気

構造や工法

ハウスメーカーが採用している構造や工法によって性能はもちろん費用面でも大きな差があります。

地震が多い地域では、耐震性を重視した工法や構造を得意としたハウスメーカーが人気ですし、天災予防に耐火性も必要です。

何を重視してマイホームを建てるのか、予算内でおさまる方法で希望通りの住宅を検討します。

構造・工法の特徴は以下の通りです。

木造 在来工法柱と梁を中心に資材で組み上げるため間取りが広く自由度が高い
木造 2×4工法規格化された資材を使う 高気密・高断熱、耐震性が高い
鉄筋コンクリート柱を使わないため、空間が広い マンションやアパート向け
鉄骨気密性が高く、防音効果がある 5階以上のビル向け

在来工法柱と梁を組み合わせて建築する方法で、間取りを自由に決めやすいメリットがあります。

空間を自由に作れるため、天井を高くし吹き抜けを作るなど高さのある家も実現できます。

多くのハウスメーカーで請け負っている方法のため、比較もしやすく希望に合うハウスメーカーを見つけやすいです。

内部構造を後から変更しやすく、ライフスタイルの変化に合わせたリフォームなどがしやすくなっています。

プランに合わせて壁や床の大きさを決めるオーダーメイド方式で、工期が長くなりやすく費用が高額になりがちです。

自由度の高い工法は、職人の技術力に品質が左右されやすいため、見極めが大切です。

在来工法の実績があり、技術力の高い職人が在籍するハウスメーカーを選んでください。

2×4工法は規格化された資材を使って、住宅を組み立てていきます。

新しく資材を切り出す必要がなく、作業の効率化によって施工時間が短くなるメリットがあります。

無駄な作業時間がなくなり、追加費用もかからないだけでなく、職人の技術に左右されません。

2×4工法の魅力は、耐震性・防火性・断熱性に優れていることです。

近年は地震による被害が大きく、耐震性能の高い住宅を建築できるハウスメーカーの人気が高まっています。

壁部分には石膏ボードが取り付けられており、資材を一定間隔で組み込み、火が燃え広がりにくいように建てられています。

開口部が狭い2×4工法では、大きな空間や吹き抜けをなどを作るのは難しいです。

間取りの変更や壁・床だけを取り払うなどの、大々的なリノベーションは難しくなり、

2×4工法を施工するハウスメーカーに限られます。

【参考】災害公営住宅の発注の円滑化に向けた取組みについて(国土交通省)

価格帯

インテリアや設備など、住宅には想像以上の費用がかかりますから、住宅メーカーの価格帯にも着目しましょう。

CM出馴染みのある大手にローコスト、工務店とそれぞれ、価格帯だけでなくハウスメーカーにはそれぞれ特徴があります。

自由度が高い大手は独自商品を展開しており、価格帯は高めです。間取りや設備仕様が規格化されていても良いならば、ローコストハウスメーカーがいいでしょう。

地元密着型の工務店は、施工実績の豊富で技術力が高いとこを選んでください。

工務店はこだわった仕様にはできませんが、価格帯はハウスメーカーより低く安価に抑えられます。

着工後の変更が変更ができるのか、追加料金は必要なのかなどは事前に確認しておきましょう。

アフターサービス

アフターサービスが充実しているハウスメーカーであれば、点検や修理に保証を設けていて、家を良い状態のまま保てます。

保証期間が長く、アフターサービスが充実しているハウスメーカーを選びましょう。

ハウスメーカーの公式サイトには、どのようなアフターサービスを提供しているのか、保証期間などが記載されています。

住宅品質確保の促進等に関する法律により、ハウスメーカーには10年間の瑕疵担保責任が義務付けられています。

10年過ぎた場合、破損などはすべて実費となるため、長期保証が確約できるハウスメーカーをチェックしておきましょう。

独自の長期間保証を設けているハウスメーカーであれば、将来的に売却が必要になった場合も良い状態で手放せるでしょう。

アフターメンテナンス専用窓口を設けているハウスメーカーや、メンテナンス担当者が定期的に訪問してくれるなど特色があります。

独自のアフターサービスは各メーカーによって異なりますが、以下のようなサービスが設けられています。

  • 20年・30年の長期間の保証制度
  • 保証期間内の無償修理
  • 住宅の定期点検
  • 365日24時間体制のコールセンター

大工さんや施工会社の質

職人が在籍しているハウスメーカーもありますが、多くは契約している大工や施工会社がおこないます。

工事請負契約を結んでしまうと、キャンセルができないため、技術力や施工の質を確認しておきましょう。

見学は申し込めばできるのか、担当者に相談してみましょう。

施工現場に行くと、どんな大工さんがいるのか確認できますし、担当者を通じて現場監督と話もできます。

ハウスメーカーが指定工事店制度を設けていれば、施工会社や大工の質が確認できます。

適切な工事を担保するため、一定要件を満たす業者を指定して工事を依頼できる制度です。

技術者資格を保有していることや、安全対策の徹底など条件をクリアしている大工や施工会社と契約します。

大工さんや施工会社の技術力で、マイホームの品質が決まります。

マイホーム選びを成功させるポイントとしてチェックしましょう。

営業担当者

マイホーム計画から施工までのサポートをするのが営業担当者です。

スムーズな家づくりは担当者の腕にかかっているため、自分と相性や知識があり、意見を聞いて提案してくれるかをチェックしましょう。

気になる点や疑問点は、営業担当者に質問すれば答えてくれます。

専門資格があれば、税金や補助金などに関する知識が豊富で、どのような疑問にもスムーズに的確な答えを出してくれるはずです。

自分たちの意見を聞いて額面通りに計画せずに、過去の経験を活かし提案をし、見落としがないか確認してくれます。

親身になって話を聞き対応してくれるのか、身だしなみや挨拶がちゃんとできているかもチェックしましょう。

打ち合わせでは、営業担当者と何度も顔を合わせることになります。

メリットしか話さない、レスポンスが遅いなどストレスを感じる場合は、要注意です。

断熱性能

熱の出入りを少なくすることで、夏は涼しく冬は暖かい住宅が完成します。

冷暖房費にも直結する問題であり、ハウスメーカーが公表している断熱性能を確認しましょう。

断熱性能の高い住宅は、住宅内の温度差を縮め、快適な暮らしを実現します。

ヒートショックの防止のために断熱性能を標準プランとしているハウスメーカーもあります。

UA値:断熱性能屋外に逃げやすい熱の数値(新省エネ基準)、小さいほど効果が高い
Q値:断熱性能建物内の熱の逃げにくさ
C値:気密性室内と外の空気の出入りの少なさ

断熱性能は見た目ではわからないため、断熱等性能等級で判断します。

住宅性能表示制度の評価基準の一つで、断熱等級の基準が定められています。

玄関や窓などの開口部から、熱を損失しないように7段階で評価されるようになりました。

等級の数値が大きくなるにつれ、断熱性能が高いことを示します。

2050年カーボンニュートラルに向けて、住宅エネルギー消費量を減らすために断熱性能の向上が注目されるようになりました。

以下に各等級の違いをまとめると以下の通りになります。

等級7冷暖房の一次エネルギー消費量を約40%削減可能
等級6冷暖房の一次エネルギー消費量を約30%削減可能
等級5「ZEH(ゼッチ)基準」相当 断熱材や窓ガラスなどは、断熱等性能等級4以上レベルの断熱が必要
等級4「次世代省エネ基準」壁や天井、開口部なども断熱が必要
等級3「新省エネ基準」一定レベルの省エネ性能を確保。
等級2省エネレベルは低い
等級1省エネレベルは低い

断熱材の密度と厚みで断熱性能の高さが決定するため、断熱材の密度が高い物を選びましょう。

参考:住宅性能表示制度の見直しについて

ハウスメーカーを選ぶ際の失敗例

ハウスメーカーを選ぶ際には、どのような失敗例があるのかチェックしておきましょう。

起きてしまった失敗から、良くなかった点や注意すべきポイントを踏まえ、ハウスメーカーを選ぶことが大切です。

ここではハウスメーカー選びで起きやすい失敗例を3つ紹介します。

それぞれの例を参考に、ハウスメーカー選びを始めましょう。

知名度にこだわり過ぎた

CMなどで名前を耳にする大手メーカーはブランド力や知名度から、魅力を感じ選ばれやすくなっています。

だからといって、自分の理想のマイホームができあがるわけではありません。

ハウスメーカー選びは、予算内で希望する条件が叶えられるかです。

予算だけは譲れないならば、ローコストハウスメーカーや地元密着型の工務店を選ぶのもいいでしょう。

担当者との相性が良ければ、希望条件に合うような提案がもらえます。知名度だけで選ばずに、予算と希望する条件がおさまるのかが重要なポイントです。

住宅展示場とイメージが違った

住宅展示場ではハウスメーカーの商品を実際に見ることで、自分のイメージに近いかを確認できます。

実際に建てる土地とモデルハウスサイズは異なり、住宅展示場で見たイメージとできあがった住宅との違いに驚いてしまいます。

住宅展示場に行くのはハウスメーカーを選ぶためで、理想の住宅を探すためではありません。

土地も住宅のデザインも決まっていない状態で、安易に決めてしまうと後悔してしまいます。

気に入ったハウスメーカーを何社か決めたら、完成住宅見学会や入居後見学会に参加し、規模や雰囲気を見ておきましょう。

予算をオーバーした

住宅には高額な費用がかかり、予算を超えてしまうと毎月のローン返済が厳しくなり、家計にダメージを与えます。

こだわりが大きくなればなるほどに、予算内に収まらなくなるため、希望条件は絞り込んでおきましょう。

ハウスメーカーでは坪単価で住宅価格を表示していますが、マイホームの建築には付帯工事や諸費用なども必要です。

目に見える金額だけでなく、その他にどれだけ必要になるのかを調べておく事も大切です。

気になるハウスメーカーを決めたら、相見積もりを取って、予算内で理想のマイホームが完成するのかをチェックします。

わからないことは担当者に確認し、予算オーバーしないハウスメーカーを選んでください。

まとめ

ハウスメーカーで失敗しないために、予算と希望条件を決めてから、情報収集を進めていきましょう。

収集した情報の中に、自分たちのイメージを当てはめながら選択肢を絞っていきます。

予算内に収めるには、希望条件に優先順位を決め、絞り込んでいくのがコツです。

チェックポイントを参考に、自分たちが理想とするマイホームを実現することが大切です。

家づくりに関する悩みや気になる点は、ハウスメーカーの担当者に相談することは欠かせません。

プロの立場から、予算や希望条件にマッチしたデザインを一緒に考えてくれます。

大阪京都でマイホームをお考えの方はぜひオンライン無料相談のご予約をお取りください。

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